途中で膝のサポータの付け忘れに気が付いたのですが、忘れるくらい回復したのだと思い、そのまま行くことにしました。連続で左足に負担を掛けると違和感がありましたが、なんとか最後まで歩くことが出来ました。
最初の鎖が設置してある急坂〜ここはウォーミングアップのつもりでゆっくり登らないと後半バテルことになります。
リュウノウギクです。葉が龍脳や樟脳の香りがします。
花が梅鉢の紋に似ているところから名付けられたウメバチソウ(ユキノシタ科)
写真をクリックして下さい。
右の花は名前に似合わず可憐で精巧で見飽きないセンブリ(リンドウ科)〜まさに自然の「妙」です。 昔から胃の薬として有名⇒千回(ティーバッグのように)振り出してもまだ苦いのでこの名がある。別名はトウヤク(当薬)。
5合目から下蒜山山頂を見上げる。 マツムシが鳴く頃咲くから・・・マツムシソウ(マツムシソウ科)。淡い紫色の花はさわやかです。
ササの草原〜雲居平(くもいだいら)。別名「乙女平」
左の写真にマウスポインタをそっと合わせて下さい。
乙女平に咲くに似つかわしい「カワラナデシコ(ナデシコ科)」
「咲き誇る」という言葉が縦走路の風景になったよう・・・いたる所に咲いている「リンドウ(リンドウ科)」
急坂の7合目から9合目。途中で振り帰り「雲居平」を見下ろす。 ヤマラッキョウ(山辣韮)も沢山咲いていますが、こう見えてもユリ科なんです。
下蒜山山頂(1100m)から大山山系を遠望する。
少しだけ秋の雰囲気が出て来た縦走路。 右は葉が4枚輪生することが多いのでこの名が付いたヨツバヒヨドリ(キク科)。実際は3−6枚と幅がある。
降りてきた下蒜山方向と、これから登る中蒜山方向。
その一番低い所がフングリ乢(たわ)。ユニークな名前の由来は・・・その昔、大人ガ平(おおひとがなる)に住んでいた大男が、
この乢を超えようとして、股間の急所をぶつけたと言う由緒ある(?)伝承の地である。一度は確かめに訪れて下さいね。
急斜面に咲いていたのは、季節外れのスミレでしょうか???
この花の名前が分かりません。どなたか教えて下さい。サラシナショウマ? トラノオ類? 後方の山は中蒜山。
⇒時々利用させて頂いている「
身近な野草」のHPに問い合わせをして分かりました。
イブキトラノオ(タデ科)です。 大町先生 有難うございました。
中蒜山登山口(塩釜)からの登山道と合流すれば、山頂は目の前です。
避難小屋の向こうが山頂です。山頂(1122m)からは上蒜山と、その向こうに矢筈ヶ山、小矢筈、甲ヶ山が遠望できます。
南側に目をやると、右の三平山から広大な蒜山高原のパノラマが広がっています。さわやかな風に身を任せながら、
360度の展望とビール・豪華な(?)昼食を満喫・・・
上蒜山に続くササの草原は「ユートピア」と呼ばれています。上蒜山に隠れて大山は見えませんが、思いのほか日本海が近くに見えます。
山頂近くになると鎖場の急坂になります。残雪期に、抜け穴が多くて何処を登ろうか困った記憶が蘇えりました。
今まで歩いて来た下〜中蒜山の展望。
この標識が一応、上蒜山山頂(1202m)ですが展望は有りません。写真のブナの木の左から、薮こぎの登山道を約200m行くと、三角点(1200m)が有りますが、
写真のような広場があるだけで展望は残念ながら皆無です。
紅葉にはまだまだ早かったのですが、気の早いカエデもいます。 8合目付近まで降りてくると、皆ヶ山の向こうに烏ヶ山と大山東壁が目の前に・・・
しかし意地悪な雲が・・・
左から、上〜下〜中蒜山。
8合目〜この辺りは「槍ガ峰」と呼ばれています。 登山道を見下ろす・・・正面には三平山。
下山後、あらかじめ用意しておいた自転車で下蒜山登山口まで・・・ここのサイクリング専用道路は良く整備されていて、快適です。
登山が苦手な人はサイクリングだけでも楽しみませんか? 中蒜山登山口の塩釜冷泉の水は、冷たくて美味しいですよ。