2002.8.21 (Wed)
一向平(いっこんがなる)キャンプ場気温17度。曇り時々晴れ、無風。

2年振りに地獄谷を楽しみました。
一向平から大山滝を経由し、大休口から地獄谷(加勢蛇川・かせいちがわ)を遡行して、 駒鳥小屋付近まで行って来ました。
少し水量が多かったのですが、冷たい水の中をジャブジャブ歩くと、気持ちがいいんですよ。

(川・沢の場合、上流から下流を見て、右側を右岸、左側を左岸と呼びます。)

鮎返りの滝 大山滝吊橋
最初に「鮎返りの滝」に出合います。ここから上流に鮎は遡上出来ません(?) 補修されて通行可能になった大山滝吊橋。結構、高度感が楽しめますよ。

大山滝  謎の碑 案内板
  大山滝は落差43m、2段になって落下してます。新しく大山滝展望台が出来ています。 しばらく行くと登山道から左側10m位の所に「謎の碑」が有ります。 寛延3年(約250年前)の碑文のある石碑です。

お地蔵さん ツリフネソウ
かつては大山詣の往来道であった沿道には、苔むすお地蔵さんや住居後が点在します。当時の往来に思いを巡らせながら歩いていきます。
細い柄一本でぶら下がっている「ツリフネソウ(ツリフネソウ科)」。 普通はピンクに近い赤色なんですが、中には写真のように薄いピンク色もあります。

大休口 地獄谷への道
大休口の道標から左手に地獄谷へと下って行きます。 大山道に比べると、はるかに登山者が少ないので、自然のブナ林が残っています〜登山道らしい雰囲気の登山道です。

6号堰堤 カエル
  加勢蛇川(かせいちがわ)の左岸に着いて、最初に目に付くのは「6号堰堤」です。 大きなカエルのお出迎え〜「おまえは地獄谷の主かい!?」 チョットビビッテ(?)写真がブレてます m(__)m

堰堤 ゴルジェ
しばらく歩くと2段続く堰堤(手前の左岸側は壊れている)が現れますが、ここは右岸側から越えることが出来ます。
次に右の写真のように、狭まった先に堰堤が現れますが、ここは写真の左手前の壁(7〜8m)にロープが有り、高巻いて越える事が出来ます。 腰まで水に入ってもいい人は(^o^)、そのまま行けば堰堤の右岸から登れます。私の経験では、水量が少なければ太ももまででOKの場合もあります。

降り 堰堤
そこを高巻くと「コの字形」の鉄製アンカーとロープがある壁(3〜4m)を降ります。
次の堰堤は左岸にロープが設置してあります。(どこでもそうですが、ロープに頼らず、スリップには気を付けましょう)

7号堰堤 ゴマナ
最後の7号堰堤は右岸に登山道(?)が作ってあります。 葉が胡麻に似て食べられる草という意味(食べたことは無いんですが・・・)のゴマナ(キク科)

大休滝 大休滝
しばらく歩くと左岸の少し奥まった所に2段の「大休滝」があります。注意して歩かないと見過ごしてしまいますよ。上段の滝ツボは綺麗です。

ゴルジェ 流れ
大休滝を過ぎてしばらく行くと、小さなゴルジェ状の所があります。ここは川を左岸に渡って高巻くルートがありますが、そこを広島から来た20人ばかりの高校生のグループが降りてきてました。 かなり時間がかかりそうだったので、迂回せずに膝上まで水に入って通過しました。この辺りには右の写真のように大きな石がゴロゴロ・・・

地獄滝 花
左岸に落差のある「地獄滝」が現れます。この滝の源は振子山と親指ピークの間からだそうです。
  右の花の名前は何でしょうか? アザミの仲間? ご存知の方は教えて下さい。
遊さんに教えて頂きました。チョウジギク(キク科)⇒「大山では地獄谷だけに生育を見る」そうです。

池ノ平
明るく平坦で幅の広い河原に出ます。ここは「池ノ平」と呼ばれている所です。
 

烏滝 
再び谷幅が狭くなると右岸から烏谷が出合い、落差6mの烏滝があります。真向かいの岩に「烏滝」と書いてあるので間違いないでしょう (^o^)


地獄谷には写真のように大小の名も無い滝が数多くあります。自分で勝手に名前を付けても楽しいかな?

夫婦滝

しばらく歩くと前方上方に大山東壁が見え隠れしてきます。
そして最後の滝が右岸に現れます。

二つの滝が仲良く並ぶ「夫婦滝(めおとだき)」です。

駒鳥小屋まではもう少しですね。

昼ご飯 冷やしソーメン 冷やしソーメン
  今日の昼食は、地獄谷定番の(?)冷やしソーメン。もちろん冷えたビールも!! 水は冷たいのであっと言う間に出来上がり・・・薬味はシンプルにショウガとネギのみ。 これを一度経験すると、病み付きになるので注意が必要です (^^ゞ

駒鳥小屋 内部
駒鳥小屋は右岸の高台にあります。収容人数は7〜8人で、この小屋のファンは多いのですが、トイレは有りません。小屋の中で火を焚くスペースもありますよ。

ナツエビネ ナツエビネ 
  大山では絶滅寸前の「ナツエビネ(ラン科)」に一株だけ出会いました。淡紫色の上品でとても綺麗な花なんですが、私のカメラでは白色にしか写りません。残念だったので、 一番右の写真を借りてきました m(__)m
実物はもっともっと素敵です。今日はこの花に出会えただけで満足! 幸せな気分で帰途につきました。

 

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