最初に「鮎返りの滝」に出合います。ここから上流に鮎は遡上出来ません(?) 補修されて通行可能になった大山滝吊橋。結構、高度感が楽しめますよ。
大山滝は落差43m、2段になって落下してます。新しく大山滝展望台が出来ています。 しばらく行くと登山道から左側10m位の所に「謎の碑」が有ります。
寛延3年(約250年前)の碑文のある石碑です。
かつては大山詣の往来道であった沿道には、苔むすお地蔵さんや住居後が点在します。当時の往来に思いを巡らせながら歩いていきます。
細い柄一本でぶら下がっている「ツリフネソウ(ツリフネソウ科)」。 普通はピンクに近い赤色なんですが、中には写真のように薄いピンク色もあります。
大休口の道標から左手に地獄谷へと下って行きます。 大山道に比べると、はるかに登山者が少ないので、自然のブナ林が残っています〜登山道らしい雰囲気の登山道です。
加勢蛇川(かせいちがわ)の左岸に着いて、最初に目に付くのは「6号堰堤」です。 大きなカエルのお出迎え〜「
おまえは地獄谷の主かい!?」 チョットビビッテ(?)写真がブレてます m(__)m
しばらく歩くと2段続く堰堤(手前の左岸側は壊れている)が現れますが、ここは右岸側から越えることが出来ます。
次に右の写真のように、狭まった先に堰堤が現れますが、ここは写真の左手前の壁(7〜8m)にロープが有り、高巻いて越える事が出来ます。
腰まで水に入ってもいい人は
(^o^)、そのまま行けば堰堤の右岸から登れます。私の経験では、水量が少なければ太ももまででOKの場合もあります。
そこを高巻くと「コの字形」の鉄製アンカーとロープがある壁(3〜4m)を降ります。
次の堰堤は左岸にロープが設置してあります。(どこでもそうですが、ロープに頼らず、スリップには気を付けましょう)
最後の7号堰堤は右岸に登山道(?)が作ってあります。 葉が胡麻に似て食べられる草という意味(食べたことは無いんですが・・・)のゴマナ(キク科)
しばらく歩くと左岸の少し奥まった所に2段の「大休滝」があります。注意して歩かないと見過ごしてしまいますよ。上段の滝ツボは綺麗です。
大休滝を過ぎてしばらく行くと、小さなゴルジェ状の所があります。ここは川を左岸に渡って高巻くルートがありますが、そこを広島から来た20人ばかりの高校生のグループが降りてきてました。
かなり時間がかかりそうだったので、迂回せずに膝上まで水に入って通過しました。この辺りには右の写真のように大きな石がゴロゴロ・・・
左岸に落差のある「地獄滝」が現れます。この滝の源は振子山と親指ピークの間からだそうです。
右の花の名前は何でしょうか? アザミの仲間? ご存知の方は教えて下さい。
遊さんに教えて頂きました。チョウジギク(キク科)⇒「大山では地獄谷だけに生育を見る」そうです。
明るく平坦で幅の広い河原に出ます。ここは「池ノ平」と呼ばれている所です。
再び谷幅が狭くなると右岸から烏谷が出合い、落差6mの烏滝があります。真向かいの岩に「烏滝」と書いてあるので間違いないでしょう (^o^)
地獄谷には写真のように大小の名も無い滝が数多くあります。自分で勝手に名前を付けても楽しいかな?
今日の昼食は、地獄谷定番の(?)冷やしソーメン。もちろん冷えたビールも!! 水は冷たいのであっと言う間に出来上がり・・・薬味はシンプルにショウガとネギのみ。
これを一度経験すると、病み付きになるので注意が必要です (^^ゞ
駒鳥小屋は右岸の高台にあります。収容人数は7〜8人で、この小屋のファンは多いのですが、トイレは有りません。小屋の中で火を焚くスペースもありますよ。
大山では絶滅寸前の「
ナツエビネ(ラン科)」に一株だけ出会いました。淡紫色の上品でとても綺麗な花なんですが、私のカメラでは白色にしか写りません。残念だったので、
一番右の写真を借りてきました m(__)m
実物はもっともっと素敵です。今日はこの花に出会えただけで満足! 幸せな気分で帰途につきました。