2002.8.4 (Sun)
登山口気温21度。山頂小屋気温17度。曇り(ほとんどガスの中)、微風。明け方はかなり雨が降ったようです。

鳥取県のメルガマを読んでいて、学生時代(約40年前)に大山でボッカ(荷揚げ)をした投稿文が載っていました。 山頂小屋の売店を経営しているチロル(山崎商店)さんに教えてあげると・・・先代の女将さんの時代の話しだそうです。その時、「荷物がありますよ」 と言う事なので、膝と体力の回復を確認(?)したくて、1年振りにボッカ(歩荷)をしてみることにしました。
荷物は少なめでしたが、まさに真夏の修行の世界でした (@_@)

荷物 行者谷コース
今日の荷物は35kg、背負子や自分の荷物(冷えたビール・飲み物・おにぎりのみ)をトータルすると、40kg強でしょうか。写真をクリックしてみて下さい。
行者谷コースは改修工事が進んでいますが、写真のように木の階段や板の道(木道)があちこちに出来ていて、雰囲気が台無し〜いささか興ざめの感じがします。 従来のような丸太の階段の補修かと思っていたのに・・・大好きな登山道でしたが・・・植生保護の為には仕方の無いことなのでしょう。

ホソバノヤマハハコ コウゾリナ
山に生える母子草という意味のホソバノヤマハハコ(キク科)と、朝露に濡れるコウゾリナ(キク科)。

山頂小屋 山頂碑
足の筋力は少し落ちているようで、休憩回数が多く、かつ長くなります。しかも雨上がりとガスの為、湿度が高くて、汗が吹き出ます。帽子のツバから汗がポタポタ落ちるのを初体験しました (>_<)  山頂までに1リットル飲み干してしまいました。視界も悪く、写真を撮る余裕も無く、言葉のとうり「必死の思い!」・・・で山頂に着きましたが、小屋も山頂碑もガスの中・・・
一時は、「もう山には登れないのでは・・・」と思っていたのに、ここまで頑張れるだけの体力が回復していることに、(自己)満足しました。  冷えたビールが旨〜い!

エゾノヨロイグサ ヤマアジサイ
山頂に咲くエゾノヨロイグサ(セリ科)。まだまだ頑張って咲いているヤマアジサイ(エゾアジサイ)(ユキノシタ科)

サラシナショウマ サラシナショウマ
  9合目付近のサラシナショウマ(キンポウゲ科)の群生。私の中ではサラシナショウマは孤高のイメージだったんですが・・・

9合目 ナツアカネ
9合目まで降りてくると少し晴れてきました。私の手に止まったナツアカネ(もうすぐアカトンボ? 秋になると雄だけ全身が赤いアカトンボになります。 今の時期、雄か雌かは私には分かりません)〜彼女は男の汗の匂いが好き?

キュウシュウコゴメグサ 7合目
白い小さな花が米粒を連想させるところから名付けられたキュウシュウコゴメグサ(ゴマノハグサ科)。私には小鳥のさえずりに見えます。右の写真は7合目付近を見下ろす。

シモツケソウ シモツケソウ
ピンクが映えるシモツケソウ(バラ科)

6合目からの北壁
一瞬晴れた6合目上からの北壁

クサボタン オオバノトンボソウ
これからが見頃のクサボタン(キンポウゲ科)。まだ咲いていたオオバノトンボソウ(ラン科)
咲いている時期を考えると、もしかすると同じラン科の「ジンバイソウ」かも知れません。

ヤマジノホトトギス ヤマジノホトトギス
紫の斑点がホトトギスの胸にある斑紋に似ているところから名付けられたヤマジノホトトギス(ユリ科)
足元にひっそり咲くこの花が、なぜか好きなんです。

ホツツジ ヤブハギ
ツツジ科の仲間では珍しく今の時期に花を咲かせるホツツジ。花が穂状につくことからの命名。又、昔は箒(ホウキ)として利用されていたので別名ヤマボウキ。 右の写真は藪(やぶ)に生えるのでヤブハギ(マメ科)〜花の一つ一つは可愛いんですが、花がまばらに付いている分、チョット淋しげ・・・この花が咲くと夏も終わりになるからでしょうか?

烏ヶ山

 

帰り道〜鍵掛峠付近からの烏ヶ山(1448m)

魅力的な山であったが、地震の為、
残念ながら登山道は廃道である。

山頂に立てる日は来るのであろうか?

 

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