後山キャンプ場の管理棟の横から登山道に入って行きます。左右どちらからでもOKですが、右側に案内板が有ります。
展望台付近からは、向かいが側の日名倉山(ひなくらせん・1047m)が見えます。右端の白い建物が「ベルピール自然公園」です。
見れば見るほど精巧な造りの「アケボノソウ(リンドウ科)」〜花びらの斑点を明けの空の星に見たてたそうです。
写真をクリックしてみて下さい。
右の花は「人」の字に見えますか?「ジンジソウ」です。ダイモンジソウと同じユキノシタ科の仲間ですが、上の花びら3枚が無くなると「ジンジソウ」になります (^_^)
この滝の付近で道に迷う人が多いようです。滝が見えたら、とにかく下まで降りて下さい。そうすれば左側(対岸)に登山道が確認できます。
しばらく悪路を行くと一般の登山道に合流します。この付近は右の写真のような岩がゴロゴロの川を何度も渡ります。
「後山・船木山 1200m」の標識〜川を横切るのは、ここが最後です。 しばらく頑張ると、ホットするような登山道。
それも束の間、上を見たく無いような長い登り階段。 やっと縦走路(稜線)に出ました。
約100mで船木山山頂(1334m)〜しかし標識も展望も有りません。 縦走路から見上げる後山は、ガスが掛かっていて展望は期待出来ませんね。
いつ見ても不気味な「マムシグサの実」 それに引き換え可憐な「ユキザサの実」
山頂付近は草が刈られていて、広場になっていました。(ここまでしなくてもいいような・・・)
山頂には祠と三角点と看板。「後山 1345m」の標識は無くなっていました。
この看板を無視して岡山県側(奥の院)に下山します。しかしこの絵(案内図)は距離感が非常にいい加減ですね。
山頂から岡山県側の展望。
山頂から兵庫県側に5分ほど下ると、写真のような標識のあるブナの木があります。この右側から岡山県側に降りて行くんです。
以前は「→奥の院」の小さな標識が有ったんですが、もう無くなっていました。
入口はこんな「けもの道」みたいな藪こぎです。この状態が100m位は続きます。急坂なのでたいてい1〜2回は滑って尻もちをつきますよ〜
私はかろうじて1回だけでした (^^ゞ
しばらく下ると分岐点に出ます。右は奥の院へ。左は東行者入口(奥の院より標高130m位下方)へ。
ここを右にとります。さっそくロープが設置してある急坂ですよ。
こんな岩場もあり、写真右下もロープ設置の急坂です。はるか下方に(○印)奥の院が見えています。
途中で出会った「ジンジソウ」 こんな群生は始めて! 人が通らない所には自然が残っていますね。
登山道入口付近に、去年まで1〜2株有ったジンジソウは完全に消えていました。(理由は想像が付きますね) 残念なことです。
この滝に出合うと、奥の院まではもう直ぐです。 岩壁に守られるように建つ「奥の院(行者堂)」
奥の院からしばらく下山すると、先程の分岐を左に下山した場合に合流する分岐点の石標が有ります。「右東山道」「左御本社」と彫ってあります。
キバナアキギリ(シソ科)〜葉が桐の葉を連想させるところからの命名ですが、私は桐の葉を知りません (>_<) スーッと伸びたヒゲが可愛いですね。
ここをキャンプ場方面に行けば(右折)駐車場に帰れます。これを見逃すと舗装した林道に出て、かなりの距離を歩く羽目になりますよ。最初の私がそうでしたから・・・(^_^;)
後山キャンプ場周辺にも咲いていましたが、これは勝北町・山形仙(791m)で、9月8日に撮影した写真です。
実は以前、この花があまり好きではなかったのです・・・ でも良く観察してみると、少し薄暗い林床にひっそりと、悲しさを感じさせるようなオレンジ色が魅力的なのです。
それで今年もなぜか会いたくなって、この写真を撮るだけの為に山形仙に登りました。
>>登山口 >>Top