天狗塚への登山口は、なんとも頼りなく見逃してしまいそうでした。 ここの登山道は標識が非常に少ないので、地図とコンパスで確認しながらの登山が必要です。 しばらくは杉林の急坂を登りますが、途中からブナ林に変わっていきます。
雰囲気が良くなったと思ったら、西山林道に出ました。ここが「西山林道天狗塚登山口」。ここまで車で登って来れますから、普通はここから天狗塚方面を目差します。
又、しばらく杉林が続きましたが、稜線に出ると右手に円錐形の天狗塚が見えてきました。
天狗峠(イザリ峠)付近からピラミダルな天狗塚を眺める。右に続く稜線が「牛の背」です。
赤く見えるのはコメツツジの紅葉ですが、残念ながらピークは過ぎているようです。
三嶺とは反対方向ですが、チョット寄り道です。
花が少ない時期ですが、リンドウは少し残っていました。 山頂から「牛の背」を眺めると、雨の多い時に現れる「池」は干上がっていました。大小2つの池があるそうです。
池が出現していれば「
逆さ天狗 (撮影:TAKAさん 平成15年9月14日)」が見えるはずだったのですが・・・
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天狗塚(1812m)
山頂からの展望
三嶺まで約5km
縦走の始まりです。
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綱附森(つなつけもり)分岐の標識 ~ 右の道は綱附森へ、左がお亀岩を経由する縦走路です。 分岐から三嶺方向を展望する。
お亀岩までもう少し・・・ こんな笹原の風景がず~っと続きます。
お亀岩分岐にある岩が「お亀岩」のようですが、先人は「亀」に見えたのでしょうか? その下方に快適そうな「お亀岩避難小屋」が見えます。
避難小屋の方向に降りて行けば、高知県側の光石登山口に下山できます。
縦走してきた方向を振り返る。下に「お亀岩避難小屋」が見えます。 ホソバノヤマハハコが、まだ咲いていました(見るからにもう終わっていますね)
縦走路のほぼ中間点・西熊山(1815m)から北方向の展望 ~ 標識上部の山が、石堂・矢筈・黒笠山のようです。 西熊山から三嶺方向のすばらしい眺望 ~ まだまだ距離はありますね。
笹原に延びる縦走路。 三嶺山頂が間近に見えてきました。
右の写真右下には、光石登山口からフスベ谷経由の登山道が合流しているのが見えます。
三嶺山頂から縦走してきた稜線を眺める。 反対方向には三嶺ヒュッテと剣山・次郎笈(ジロウギュウ)が遠望できます。
好天に恵まれた事に感謝! (ここまで来ると、登山者が多いのに閉口しますが・・・)
この角度から眺めると三つのピーク(右が山頂)があるから「三嶺」と呼ばれると思ったのですが、もっと大きなピークを三嶺と呼ぶそうです。
やっぱり剣山まで縦走して遠望する必要がありますね。
右の写真に
マウスポインタを合わせると三嶺ヒュッテ内部です。
菅生(すげおい)に向けて下山途中、振り返るとピークが三つ。これが三嶺かな?
笹原の急斜面を1791mピークに向かって降りていきます。左奥に遠望できるのが、石堂・矢筈・黒笠山のようです。
紅葉は終わり、モミジなどが落葉し、登山道が赤色に染まっています。
約5kmの下山道後半は、ほとんどが杉林の長い急坂なので人気が無いようで、誰にも会いませんでした。 モノレールを2箇所でくぐります。 右の写真は「いやしの温泉郷」にある茅葺屋根の家。
今年4月にリニューアルした「いやしの温泉郷(旧青少年旅行村)」にデポしてあった自転車にて久保登山口まで帰ります。 右は「いやしの温泉郷」にある「ミニかずら橋(?)」
久保バス停まで約7km、ほとんど下りなので快走しました。 右は久保登山口付近の祖谷渓。
帰り道、『 祖谷(いや)のかずら橋 』に立ち寄りました。
往復で走行距離が約440kmの旅となりました。
今回の登山では、香川県のTAKAさんから多くの情報を教えて頂きました。末筆ながら、御礼申し上げます。
TAKAさんのHP
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