2003.5.4 (Sun)

快晴、微風。
川床〜阿弥陀川〜阿弥陀滝〜下宝珠〜上宝珠〜ユートピア小屋泊まり

ユートピア小屋の気温18度。夜になっても10度までしか下がらず、暖かい一日でした。


イチリンソウ  ネコノメソウ
イチリンソウ(キンポウゲ科) と ネコノメソウ(ユキノシタ科)

分岐 阿弥陀川
この標柱から、沢音に誘われるように阿弥陀川方向に向かいます。

エンレイソウ  スノーブリッジ
エンレイソウ(ユリ科)。 まだ残雪も有り、こんなスノーブリッジには注意が必要。ズボーッと落ちたら大変ですよ。

ショウジョウバカマ  ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ(猩々袴・ユリ科) 猩々(架空の動物:猿の一種〜マントヒヒ?)の赤い顔、葉の重なりを袴に見立てたそうです。中には白い花も有ります。

分岐  剣谷・三鈷峰方向
この分岐を右に行きます。左の方が開けて広いのですが、そっちは東谷です。三鈷峰が見える方向が剣谷(つるぎだに)です。

無名滝   阿弥陀滝
チョット寄り道して、無名の谷の出合いを左に行くと左の写真の「無名の滝」が・・・ しかし、手前50m位からスノーブリッジが有って近付けません。
右の写真が阿弥陀滝。ここにも大きなスノーブリッジが有り、滝つぼまで行く勇気が・・・
右手から合流する涸沢の右の急な尾根を登って行きます。

サンカヨウ  イワカガミ
左の写真をクリックすると、サンカヨウ(山荷葉・メギ科)のアップが・・・  右はイワカガミ(イワウメ科)

下宝珠越 三鈷峰
苦労して登り切ると、下宝珠越に出ます。 宝珠尾根を進むと三鈷峰の荒々しい壁が見えてきます。

中宝珠の残雪  上宝珠のトラバース
  中〜上宝珠間の残雪部分を登る登山者。 上宝珠からユートピアヘのトラバース(勝間ケルン付近)を歩く登山者。


稜線からの展望
  ユートピア稜線(標柱付近)からの展望


ユートピア小屋 小屋からの展望
  ユートピア小屋〜壁が早くも変色していますね。 小屋の入口から見る三鈷峰と雲海に浮かぶ孝霊山。


夕焼け 夕焼け
島根半島(弓ヶ浜方面)に沈む夕日。 残念ながら、靄っていて赤くは染まりません。

若者  夕食は「新鮮フキノトウ」が入った
 ホロニガうどん。

 広島からやって来た
 爽やかな若者2人。
 
 今夜は、客室3名。

 写真では明るいのですが、
 ロウソク一本の暗闇です。

 消灯・・・9時!
 文明に閉ざされた世界では
 こんなもんです。。。

 

  2003.5.5(Mon)

ユートピア小屋〜振子山〜親指ピーク〜野田ヶ山〜大休峠〜矢筈ヶ山〜甲ヶ山〜甲川(きのえがわ)〜川床

ご来光 ご来光
矢筈ヶ山の右に昇る、ご来光です(1636mピーク付近から)。 残念ながら赤く染まっていませんね。

染まる東壁
染まる東壁  (クリックすると烏ヶ山・蒜山方面)

小屋からの北壁
ユートピア小屋から眺める北壁 (周囲は小屋の窓枠です)

振子山から
振子山から眺める東壁と残雪の振子沢。 右端にユートピア小屋が見えます。

タムシバの向こうに ダイセンキスミレ
タムシバの向こうに、これから登る甲ヶ山と矢筈ヶ山。 鮮やかなダイセンキスミレ。

親指ピーク 親指ピーク
ピラミダルな親指ピーク。 上部の東側は崩壊が激しいので、慎重に通過しましょう。

タムシバ イワカガミ
タムシバ(モクレン科) と 白いイワカガミ。
花の先が細かく割れ、フリルの様な姿は見飽きません。自然の妙ですね。

残雪 新緑
野田ヶ山の北斜面には、こんなに残雪が・・・口に含むと暑さで乾いた喉が潤います!
反対側では青空にブナの新緑が・・・

大休小屋 水飲み場から
大休峠避難小屋で小休止。 近くの水場から見る振子山と三鈷峰。

ムシカリ 矢筈ヶ山から
ムシカリ(オオカメノキ・スイカズラ科)。 矢筈ヶ山山頂から、これから登る甲ヶ山と小矢筈を眺める。

甲ヶ山山頂から
  甲ヶ山山頂からの展望

分岐  甲川
山頂から岩稜帯を越えて、この標柱から甲川に下りて行きます。かなりの急坂なので、甲川に着くとホッとします。

岩伏分れ 岩伏分れ
川床に帰る為、香取まで出てから岩伏分れ(やぶせわかれ・いわぶせわかれ、どちらでもいいようです)まで登り返します。1ヶ月前に左の標柱はほとんど埋まっていましたから、積雪は2m近く有った訳です。
2日間、良く歩き回って、かなりの体脂肪を山中に不法投棄してきました(ゲッソリ・・・?)

皆さんも、長々と付き合って頂き、有難うございました。 これに懲りず、「大山の風」を楽しんで下さい。


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