2003.8.20 (Wed)

ナツエビネ(ラン科)を求めて、一向平(いっこんがなる)〜地獄谷〜振子沢〜野田ヶ山〜大休峠のロングコースを歩いて来ました。
蒸し暑くて疲れましたが、念願の花に会えて満足の一日でした。

登山口気温24度、大休峠避難小屋気温23度。 晴れのち曇り、微風。



つぼみ  ナツエビネ
昨年咲いていたはずの場所に見当たらず、少し焦りましたが、よーく探すとまだつぼみでした。
しかし、別の場所で一株見つけました。こちらは満開です。

ナツエビネ  ナツエビネ
野生とは、かくも美しいものなのか・・・ 右の写真にマウスポインタをそっと合わせて下さい。
誰にも持ち去られないで、ずっと、ずっとこの場所に咲き続けることができますように・・・

 


地蔵峠から
地蔵峠からの大山山系の展望

大山滝吊り橋  加勢蛇川
大山滝吊り橋は高度感もあり、結構揺れます。高所恐怖症の方は下(加勢蛇川・かせいちがわ)を見ないようにして渡りましょう。

ツリフネソウ 一丁地蔵
どうしてこんな形になったんでしょう・・・ツリフネソウ。 一丁地蔵がひっそりとたたずむ、かつての大山詣の往来道。

モミジガサ  大山滝
オオカニコウモリの仲間ですが、葉がもみじに似ているモミジガサ(キク科) と 大山滝。

ノブキ 大休口
葉がフキに似ているノブキ(キク科) と 大休口の標識 〜 ここを左に行きます。

カエル 無名滝
この時期、この付近では必ずガマガエル5〜6匹に出合います(驚)
雨の後には、あちこちに無名の滝が現れます。

地獄谷 ミゾソバ
地獄谷がこんな雰囲気ばかりだといいんですが・・・ 右の花は金米糖(コンペイトー)のようなミゾソバ(タデ科) 〜 葉の形から、ウシノヒタイとも呼ばれています。

堰堤 堰堤
半分壊れた堰堤は、写真の左手前を高巻きますが(ロープ設置有り)、腰まで水に浸かりたい人はそのまま右岸へどうぞ。。。
右の写真の堰堤は、左岸にロープが有ります。

ゴマナ 堰堤
ゴマナ(キク科) と 最後の堰堤(右岸から越せます)

大休滝  アカバナ
注意してないと見逃す大休滝(水量が多くて滝壷まで行けませんでした) と アカバナ

ゴルジュ ミゾホオズキ
水が少なければ通過出来るゴルジュですが、今日は左岸を高巻きしました。
ミゾホオズキ(ゴマノハグサ科) 果実がホオズキに似るらしいのですが、見たことはありません。

地獄滝  地獄滝
地獄滝 と そのアップ

池ノ平 無名滝
広い河原は池ノ平と呼ばれています。 左岸には無名滝が何本も・・・

ホソバノヤマハハコ 烏滝
岩にしがみ付いて咲いているホソバノヤマハハコ と 烏谷から流れ落ちる烏滝

夫婦滝 駒鳥小屋
右岸に夫婦滝(めおとだき)が現れると駒鳥小屋はもう直ぐです。 駒鳥小屋は右岸の高台に有ります。

食事 東壁
今日の昼食は「冷やしうどん」と「ビール」。デザートはトマトです。 ここから東壁と縦走している人が見えます

標識  ケルン
振子沢への分岐に有る標識。 少し行くと十字架のケルンが有ります。

振子沢から烏ヶ山  イラクサ
蒸し暑い中、距離のある振子沢をアエギ、アエギ登り、振り返ると烏ヶ山が見えます。 ここにはイラクサが多くて閉口します。半ズボンでなくて良かったけれど、半袖シャツでした(チクチク・・・)。

象ヶ鼻 鉄柱
見上げると象ヶ鼻(1550m)・・・あそこまで登るのかと思うと、どっと疲れます。 振子沢から右への取り付きを見逃すんじゃないかと思っていたら、案の定、見逃しました(汗)。  仕方ないので鉄柱に向かって直登しました。
象ヶ鼻・ユートピア小屋まで行くつもりでしたが、ガスも出てきたことを理由に(本心はバテバテの為)ここから振子山(1452m)に向かいました。

ユートピア
振子山からユートピア・三鈷峰を展望する。

親指ピーク キャラボクの実
親指ピークの向こうには野田ヶ山(1344m)。 ダイセンキャラボクの実は糖度がもうちょっとですが、5〜6個口に含むと疲れが取れるようです。

ツルリンドウ ツルニンジン
ツルリンドウ(リンドウ科) と ツルニンジン(キキョウ科)  秋の花が咲き始めています。

大休峠避難小屋  
 大休峠避難小屋

 誰も居ないのに、
 入口のドアは開いていました。
 最後の人は必ず閉めましょう。

 ここの水場で顔を洗い、
 息を吹き返しました。

 しかし、ここから一向平までの
 道のり(5km)は遠い・・・


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