百合原牧場の柵を超え、有刺鉄線が張られた中を通過して登山道に向かいます。
ワレモコウ(バラ科)が登山道のあちこちで風に揺れ・・・ 撮影されるのが嫌なようです。
バックの山は三平山です。
葉が竜脳・樟脳の香りがするリュウノウギク(キク科) と カワラナデシコ(ナデシコ科・秋の七草)。
カワラナデシコの後ろに写っているのはリュウノウギク。
5合目とそこからの展望。 あいにく大山方向はガスの為見えません。
マツムシソウ(マツムシソウ科) さわやかな淡紫色は、秋を感じさせます。
縦走路と上蒜山山頂への分岐。山頂への道は少し整備されていましたが、まだまだヤブ漕ぎもあり朝露の為ズボンがかなり濡れました。
キキョウ(秋の七草)のつぼみは紙風船のようですね。
「キバナアキギリは、なかなかの曲者である」と言う情報を得たので確かめました。
蜜を求めて虫が花の中に入ると、テコの応用で、二本の雄しべが虫の背後から羽交い絞めにするそうです。虫がもがいて、花から出てきた時には
たっぷりと花粉が付いている訳です。試しに小枝を花の奥に突っ込むと、蛇の毒牙のように二本の雄しべが飛び出してきました。
上蒜山を少し下った所から眺める〜下蒜山はガスの中です。 ヨツバヒヨドリの蜜を吸う「シータテハ」(だと思います)
草原にヒョイと花茎が伸びているヤマラッキョウ(ユリ科) 先端に紅紫色の小さな花が、お行儀良く集まっています。
中蒜山山頂(1122m) 蒜山高原方向は少し展望が有りますが、大山・日本海方向はガスの中です。
晴れた秋空と同じ色を持つリンドウ(リンドウ科) と ママコナ(ゴマノハグサ科)
縦走路の先には下蒜山山頂が望めます。 中〜下蒜山の中間点にあるのが、由緒あるフングリ乢(タワ)。
オミナエシ(オミナエシ科・秋の七草) と サイヨウシャジン(キキョウ科・細腰[細葉]沙参)〜ツリガネニンジンに似ているけれど、花の先がやや狭まっている(細腰)ので
サイヨウシャジンだと思います(自信なし)
ササ原のじゅうたんを分けて縦走路が続く・・・ ブナ林も少し有ります。
イブキトラノオ(タデ科)が去年と同じ場所に咲いていました(バックは中蒜山) 淡いピンク色の花も見つけました。
下蒜山山頂(1100m)からの展望。 残念ながら大山山系はガスの中です。 右の花はシラヤマギク(キク科)
9合目付近から雲居平を見下ろす。 右のウメバチソウ(ユキノシタ科)の写真に
マウスポインタをそっと合わせて下さい。
糸のような先端に、薄黄色の半透明な球(腺体)を付けているのは仮おしべです。この仮おしべが、何とも魅力的で大好きです。
雲居平からの展望 (乙女平と呼ぶ方が似合っていると思いませんか?)
サワフタギ(ハイノキ科)の実 と オケラ(キク科)
ベニバナボロギク(キク科) あまり嬉しくない名前を付けられたせいか、紅(朱)色の花が精一杯のおしゃれをしているようです。
下蒜山登山口には、私と同じ考えの人がいるのか、もう一台の自転車が置いてありました。
サイクリングロードからの蒜山三座
白樺並木のサイクリングロード。 右の写真は伝説の怪物「スイトン」 どこからともなくスィーと現れ、トンと一本足で立って、悪巧みをした人を引き裂いて食べてしまうそうです。
だから蒜山地方に悪人はいないらしい(笑) バックは上蒜山と中蒜山です。
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