2004.7.25(Sun)  

一向平(いっこんがなる・いっこうがなる)から、駒鳥小屋まで地獄谷を遡行して来ました。
加勢蛇川(かせいちがわ)の水量は、平年より少なめだったので、迂回路(高巻き)は利用しませんでした。
(上流より下流を見て、右側を右岸、左側を左岸と呼びます)

登山口気温23度、、晴れのち曇り、帰り道で雷と夕立に遭う。

一向平 キカラスウリ
一向平登山口(右の建物はトイレです) キカラスウリ(ウリ科)
夜になると、レースのドレスのように花を広げます。

鮎返りの滝 崩壊箇所
鮎返りの滝 崩壊箇所の復旧工事はされていません。
崩壊が落ち着くのを待っているのでしょうか?

大山滝吊橋 大山滝吊橋
大山滝吊橋(長さ 45m、幅 1m) 大山滝吊橋(高さ 30m)

モミジガサ 大山滝
モミジガサ(キク科) 大山滝(説明文
大山滝の写真にマウスポインタをそっと合わせると、下段の滝です。

キンミズヒキ 大休口
キンミズヒキ(バラ科) 大休口 (ここを左手に取ると地獄谷です)

ミヤマイラクサ 地獄谷入口
ミヤマイラクサ(イラクサ科) 地獄谷入口(6号堰堤)
この付近には、イラクサが多く生えています。全体にトゲがあり、これに触れると痛み・かゆみが長引きます。
気にしない人は、半ズボン・半袖シャツでも構いませんけど・・・

2段堰堤 堰堤の梯子
2段続く堰堤 上流側堰堤の梯子
直ぐに現れる堰堤。手前の石積堰堤は左岸側が流失しています。
右岸に、梯子とロープが設置してあります。

ツリフネソウ 石積堰堤
ツリフネソウ(ツリフネソウ科) 左岸側が流失している石積堰堤
この写真手前の右岸の壁にロープがありますから、ここは高巻きルートを取りましょう。
水量が少なかったので(膝上)、私は堰堤の右岸をよじ登りました。ロープは有りますが、テクニック(腕力)が必要です。

廊下上部の堰堤 7号堰堤
廊下上部の堰堤は、両側にロープが有りますが、
普通は左岸を登ります(ホールドをしっかりと!)
7号堰堤(最後の堰堤)
右岸に道が有ります。

クガイソウと蝶 大休滝
ナンゴククガイソウと蝶 大休滝〜上下2段の滝らしいが、
下段しか確認できません。

ゴルジェ 地獄滝
このゴルジェは、左岸手前に高巻きルート有り。
股下までの覚悟があれば、そのままどうぞ!
地獄滝 (落差 約60m)

振子さん ゴルジェ
池の平と呼ばれる広い河原を詰めると
正面に振袖山(ふりそでやま・国土地理院の
地形図では振子さん・1310m)が見えて来ます。
ここも左岸に迂回路も有りますが、
右岸も通過可能です。

烏滝  
烏谷の出合いにある
烏 滝(からすだき)
 
 (落差 約6m)
 
  

烏滝    槍尾根
烏 滝    烏滝付近から遠望する槍尾根
烏滝の写真にマウスポインタをそっと合わせると、横からです。 

夫婦滝 ミゾホウズキ
夫婦滝(めおとだき) ミゾホウズキ(ゴマノハグサ科)

アカバナ 駒鳥小屋
アカバナ(アカバナ科) 右岸高台にある駒鳥避難小屋

昼ご飯 大山東壁
昼ご飯は、冷や麦を作ってみました。 ここから大山東壁が眺められます。

コオニユリ  
   孤高のコオニユリ(ユリ科)
 
 流木の根に、僅かに残っていた土から
 コオニユリが咲いていた。

 当たり前のように、ただ精一杯咲いていた。 

 その姿に、哀れみを覚えるのは、
 人間だけなのだろう。

 別れを惜しむかのように、
 穏やかに揺れていた。

 来年も咲いているだろうか・・・ 


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