2017.6.14  (Wed)

群馬県のほぼ中央に位置する赤城山(あかぎさん、あかぎやま)に登って来ました。
赤城山は、最高峰の黒檜山(くろびさん・1828m)、そして駒ヶ岳・長七郎山・地蔵岳・荒山・鍋割山・鈴ヶ岳などの総称で、カルデラおよびカルデラ湖を持つ複式火山です。

前夜は山麓のおのこ駐車場(標高約1,350m)にて車中泊。

黒檜山登山口~猫岩黒檜山(赤城山)黒檜山大神駒ヶ岳駒ヶ岳大洞登山口

天候 雲リ&ガス、微風。  登山口気温 9度。

[ ルート図 ]
GPSログ

 

[ グラフ図 ]
グラフ図

 

おのこ駐車場 赤城神社
私の車だけのおのこ駐車場(午前5時出発) 出島にある赤城神社

黒檜山登山口 岩の登山道
黒檜山登山口 予想外に岩がゴロゴロの登山道
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、岩の登山道が続き、濡れている時には注意が必要。

大沼 猫岩
赤城神社大沼が眼下に見える。 どれが猫岩か分からない。

ゴーロの登山道 富士山
ゴーロの登山道が続く。 富士山が見えないのは残念!

ベニサラサドウダン ダケカンバ
ベニサラサドウダン(紅更紗満点星・ツツジ科) ダケカンバ(岳樺)の登山道になった。

黒檜山山頂への分岐 黒檜山山頂にて
黒檜山山頂への分岐 黒檜山山頂(三等三角点・1827.7m)6:20着
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、絶景スポットへ2分だが、このガスでは・・・諦める。 

黒檜山大神 駒ヶ岳への分岐
黒檜山大神のある南峰 駒ヶ岳への分岐

階段 大タルミ
こちらのルートには階段が多い。
雨の日は、このルートを下山に
利用した方が良いだろう。
大タルミ  6:50通過


駒ヶ岳山頂 赤城山の活動
駒ヶ岳山頂(1685m) 7:00着 赤城山の活動

分岐 鉄製の階段
鳥居峠(サブコース)への分岐 鉄製の階段もあった。

駒ヶ岳大洞登山口 おのこ駐車場
駒ヶ岳大洞登山口に無事下山。(7:40) おのこ駐車場には、まだ私の車だけだった。

下山中に単独登山者に会っただけの静かな山行だった。

下山後、皇海山(すかいさん)登山口を目指す。

皇海山は群馬県、栃木県にまたがる足尾山塊のほぼ中央部に位置する「埋もれた森の山

皇海橋不動沢のコル鋸山(のこぎりやま)~不動沢のコル皇海山(2144m)~不動沢のコル皇海橋

天候 雲リ&ガス、時々晴れ、微風。  登山口気温 11度。

[ ルート図 ]
GPSログ

 

[ グラフ図 ]
グラフ図

 

栗原川林道 駐車場
栗原川林道は、飽きるほど長い(約17km)
未舗装が大部分で、素掘りのトンネルもある。
皇海橋手前の駐車場にはトイレ有り(左上部に)
車は、4台しか停まっていなかった。

皇海橋 皇海山登山道入口
皇海橋を渡る。 9:25出発 皇海山登山道入口の標柱 ここを左へ
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、林道の支線を暫く歩くと、皇海山山頂入口の道標~本格的な登山道になる。

不動沢 登山者
不動沢を数回渡渉するが、難しくは無い。 2人の登山者を追い越す。

沢沿いの道 シロバナノヘビイチゴ
不動沢沿いの気持ち良い登山道 シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺・バラ科)

ズダヤクシュ 岩をヘツる
ズダヤクシュ(喘息薬種・ユキノシタ科) 沢沿いの左の岩をヘツる。

雰囲気の良い山 沢道
好みの雰囲気の登山道 沢道を登るが、水が多いと苦労するだろう。

沢道 不動沢のコル
登山道らしからぬ、わずかに水が流れる沢道 不動沢のコル 10:45通過
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、コルにある標識が倒れていたので、後で起こる事件のついでに沼田市に連絡した。

鋸山 シャクナゲ
コルから鋸山を眺める。モチベーションが下がると
登る気にならないかも知れないので、先に鋸山に登る。
アズマシャクナゲ
(東石楠花、東石南花・ツツジ科)

ミツバオウレン 岩場
ミツバオウレン(三葉黄蓮・キンポウゲ科) 予想どおりの岩場があった。

鋸山 鋸山山頂から
近づく鋸山 鋸山山頂(1998m) 11:15着
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、鋸山山頂からの展望

鋸山山頂から
鋸山山頂から、登って来た不動沢とこれから登る皇海山を眺めながら昼食 】 

コイワカガミとミツバオウレン 不動沢のコル
 コイワカガミミツバオウレン 2回目の不動沢のコル 12:00通過

シラビソ林 鋸山
シラビソ林の中を登る。 名のごとくギザギザの山稜の鋸山を振り返る。

青銅の剣
がゴロゴロだが、ロープは必要無い。 明治26年に奉納された青銅の剣

皇海山山頂にて
皇海山山頂(二等三角点・2143.6m)12:45着 3回目の不動沢のコル 13:25通過
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、、3時間前に追い越した2人パーティの登山者に撮って頂いた。

皇海橋 栗原川林道から
皇海橋に無事下山(14:35) 栗原川林道から振り返る。

熊 青いタグが確認できる熊
登山口から約3km下った栗原川林道にて、人生で初めてに遭遇した!! こんな日がいつかは来ると思っていたが・・・
しばらくにらめっこしたら、左の草むらに入ってこちらを見ていたので何とか車内から撮影できた。
首に青いタグを2個(発信器かも)付けていたので、誤捕獲された後、放獣された熊だろう。
沼田市の担当者に写真付きで情報提供した。 上の皇海山の写真を撮る為に車から出ていた時でなくて良かった。

 

その後、谷川岳登山口に移動して、駐車場にて車中泊。

 

  2017.6.15 (Thu

二日目は、谷川岳(最高峰 オキノ耳・1,977m)に登る。

谷川岳は新潟県・群馬県の境界に連なる谷川連峰の1つで、山頂は「トマ」・「オキ」の耳と呼ばれる2つの頂からなる。
今日は、日本三大急登の一つと言われている西黒尾根ルートを登る。

土合口駅/谷川岳ベースプラザ~西黒尾根登山口~ラクダの背(ラクダのコブ)~谷川岳肩ノ小屋谷川岳(トマノ耳)~オキノ耳一ノ倉岳茂倉岳ピストン~谷川岳肩ノ小屋天神尾根田尻尾根

天候 雲リ&ガス、時々晴れ、微風。  登山口気温 10度。

[ ルート図 ]
GPSログ

計画では一ノ倉岳までのピストン予定だったが、景色を眺めていたら次のピークまで行きたくなった。
その時点では、調べてなかったので次のピークが茂倉岳(1978m)とは知らなかった。
一ノ倉岳まで登り、足に聞いてみたら、まだ余裕が有ると言うので(笑)、茂倉岳で昼食にすることにした。

[ グラフ図 ]
グラフ図

 

谷川岳ベースプラザ
谷川岳ベースプラザ
谷川岳ロープウェー乗り場  午前5:00出発
ロープウェー上部はガスの中。
7月2日は谷川岳の日だそうです。

西黒尾根登山口 水場
西黒尾根登山口(谷川岳山頂まで3.7km)(5:10) 直ぐに水場が有った。

ブナの大木 希望の木
ブナの大木が多い登山道 直角!! 究極の希望の木

尾根 残雪
雰囲気の良い尾根~快適に登れる! 残雪現る。軽アイゼンを車に忘れたと気付く・・・

ミドリユキザサ 鎖場
初めて見たミドリユキザサ(緑雪笹・ユリ科) 岩場(鎖場)が現れ、谷川岳らしくなった。

天神尾根 若者
ガスが流れて天神尾根が見えた。

若者に抜かれたが、岩場をスイスイ登られたら、
付いて行く気になれないなぁ(笑)

ユキワリソウ ラクダの背
ユキワリソウ(雪割草・サクラソウ科) ラクダの背(6:55通過)谷川岳が双耳峰だとよく分かる。

先行者 雪渓
ガレ沢の頭から、これから登る尾根を眺める。 ここは雪渓の上を歩かなかった。
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、 単独の先行者を岩場で追い越す。

ザンゲ岩 イワナシ
ザンゲ岩 こんな所にイワナシ(岩梨・ツツジ科)

マチガ沢 雪渓
マチガ沢上部を見下ろす。 雪渓に足跡は有るが、あの先はどうなっている?

谷川岳肩ノ小屋 谷川岳肩ノ小屋
谷川岳肩ノ小屋 8:00着 さぁ、谷川岳山頂(トマノ耳)に向かおう。
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、谷川岳肩ノ小屋を振り返る。

トマノ耳 一ノ倉岳方向
谷川岳山頂(トマノ耳)(三等三角点・1963.2m)

トマノ耳から一ノ倉岳方向を眺めていると、
左端のピークまで行きたいと思い始める。

オキノ耳 オキノ耳にて
さぁ、オキノ耳へ向かおう。 オキノ耳(1977m) (8:25着)
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、

ミヤマキンバイ ハクサンイチゲ
山頂に咲くミヤマキンバイ(深山金梅・バラ科) ハクサンイチゲ(白山一華・キンポウゲ科)

奥の院 稜線
谷川温泉に祀られている富士浅間神社の奥の院 快適な稜線歩き

シナノキンバイ 一ノ倉岳
シナノキンバイ(信濃金梅・キンポウゲ科) 一ノ倉岳への登り。
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、、一ノ倉岳山頂(1974.1m)(9:15着)避難小屋は、5~6人用テント位の大きさだ。

残雪
予想外の残雪 あの先はどうなっている? ハクサンイチゲの群生があった。
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、、前に進むと、登山道が見えて、安心した。

シラネアオイ 茂倉岳山頂にて
シラネアオイ(白根葵・キンポウゲ科)
登山者が少ないので、高山植物も多い。
茂倉岳(1977.9m)9:35着 標柱は倒れていた。

の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、、この景色を眺めながらの珈琲は最高!

茂倉岳山頂から
茂倉岳山頂にて昼食をしながら眺める 】 

一ノ倉岳への帰り マチガ沢
一ノ倉岳への帰り、ここから見ると安全な残雪だ。 マチガ沢を俯瞰する。山スキーで滑降できそう(笑)

谷川岳肩ノ小屋 天神尾根
谷川岳肩ノ小屋まで帰って来た。(11:25通過) 天神尾根の残雪。 やや緩んでいて歩き易い。

ナエバキスミレ シロバナイワカガミ
ナエバキスミレ(苗場黄菫・スミレ科) シロバナイワカガミ(白花岩鏡・イワウメ科)

天狗の留まり場 雪渓を振り返る
天狗の留まり場 雪渓を振り返ると、↓に登山者が見える。

熊穴沢避難小屋 イワウチワ
熊穴沢避難小屋 12:10通過 イワウチワ(岩団扇・イワウメ科)
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、、今年は地元でイワウチワを見られなかったが、ここで出合えるとは!

天神尾根から
天神尾根からの展望 】   

田尻尾根への分岐 天神平
田尻尾根への分岐を左へ(12:40) ロープウェーの駅がある天神平を眺める。

さらば谷川岳 天神尾根
さらば谷川岳 天神尾根は歩き易い。
の写真にマウスポインタをそっと合わせると、、、、ロープウェーを使わず、下りだけでもここを歩けばいいのに・・・

出合い ロープウェー
作業道出合い(13:25) 上を見るとロープウェーが・・・

西黒沢 谷川岳ロープウェー土合口駅
西黒沢の流れ。手と顔を洗って、スッキリした。 谷川岳ロープウェー土合口駅に無事下山(13:50)

結局、アイゼンは必要なかった。本当に谷川岳は楽しい山だった。 次回は谷川連峰最高峰の仙ノ倉山(2026.3m)に登りたいな。


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